住宅維持管理の進め方

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住宅維持管理は３０年～４０年と言う長期間の住宅維持管理を
事前に計画する事で、将来の予算計画などを明確にするものです。

以下で、その手順をご説明します。

最初にお客様と当社で住宅維持管理に
関して契約を行います。

その後、現地調査とお客様からヒアリングを
させて頂きます。

その際に、建築確認申請、図面、仕様書など
基本情報やリフォームの履歴（見積書や図面）等の
資料をご提出頂き、それに基づき、当社で
住宅カルテと長期住宅維持管理計画書の
作成を行います。

【カルテと計画書】

計画表が完成すると、将来的にいつ頃、どのようなリフォームが必要になり、
幾らくらいの予算が必要かという概要が分かります。

後はその計画に従って、予算の準備をして頂くという事です。

長期住宅維持管理はご契約に基づき、日常的に起きる住宅の
不具合の確認や対応を行い、カルテに記録します。

日常的に建物を観察、管理する事で建物のクセや
部位の寿命がしっかり把握出来、より現実的な
施工方法や時期、予算のご提案が可能になります。

正に、住宅の主治医、ホームドクターという事です。

このように一つの建物を連続的にしっかり管理することが
長期住宅維持管理の基本的な考え方になります。

住宅維持管理契約を結ぶ事で、日常的に起きる問題の
受け皿としての機能もあり、お客様にもご安心頂けます。

自社が管理している建物への愛着や、自社が行った施工への
責任があればこそ、良質の維持管理が出来ます。

次のリフォームも自社で行うと思うからより、問題が起きないように
考えるのは普通の人情ではないでしょうか。

こうしたお客様と当社の信頼関係がこのシステムの基本です。
もし、毎回違う業者が入って、将来的な展望や考え無しに
リフォームが行われたら、どんな事になるかは、
きっとご想像頂けると思います。

例えば、前回外壁塗装を行ったのが７年前で、今年は築２７年目だと云う事が
分かっていれば、３年後を目途に再生リフォームの計画をご提案出来ます。

その際にも足場を掛け、屋根の葺き替えと、雨樋の交換、外壁塗装を
一度に行う方が経済的で関連性が良くリフォーム出来る事をお伝え出来ます。

又、仮に玄関ドアやサッシなどの交換が必要と云う事であれば、塗装の前に
その工事を行う事で、交換部分の周辺補修の費用も安く、綺麗に出来ることも
お話し出来ます。

これをバラバラに行った場合には、塗装際と屋根の葺き替えの際に違った業者が
別々に足場を掛ける無駄が出たり、玄関ドアの交換が一緒に出来ないなど
色々な無駄な点や不具合が生じます。

塗装屋さんや屋根やさんに直接工事を頼んだ方が
金銭的に得なんだと、お考えの方もいらしゃると思います。

確かに表面上の価格差はあるかも知れませんが、
塗装業者さんなど部分的な専門業者さんは建物の
全体的な判断や対応はあまり得意ではないはずです。

当社は住宅全体の専門家として、知識と経験から
常に全体の状況を判断し対応します。

又、工事に当たっては、施工管理の専門家として
高品質工事の為に必要な全ての事を考え準備します。

施工中もしっかりとチェックを行い、各専門業者の施工に
問題が有れば、施工方法を改善したり、他業種との
取り合いをしっかり行い、品質を確保します。

工程を守り、細かな変更に対応したり、ご近隣の環境や
安全を守り、お客様に満足頂ける工事を完成させます。

商品と職人さんが来ればリフォームは完成する訳ではありません。
アリキリは、その住まいの将来的な事にまで考えを巡らせ、
お客様に満足頂けるリフォームを施工管理で実現しています。

目には見えないですが、リフォーム品質の要になる
施工管理の重要さを皆様にも知って頂きたいと思います。

アリキリの施工管理に関して、更に詳しくは、下記を参照下さい。
『ブログ：リフォームは施工管理がいのち・・・』

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